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2018.05.09
【選手の考えを引き出すコミュニケーション②】
前回はコーチが選手に話すとき、
選手のことを考えた伝え方が大切です。
と少し次が気になる形で終わりました(笑)
今回はこの話し手と聞き手について掘り下げていきます。
「メラビアンの法則を意識しよう」
1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが
提唱した概念で、話し手が聞き手に与える影響を、
研究と実験に基づいて数値化したものです。
具体駅には、話し手が聞き手に与える影響は
「言語情報」
「聴覚情報」
「視覚情報」
の3つから構成され、
それぞれの情報の影響は以下の割合であるといものです。
「言語情報」 ⇒ 7%
「聴覚情報」 ⇒ 38%
「視覚情報」 ⇒ 55%
「言語情報」
話し手が発する言葉そのものの意味や、
言葉で構成される話の内容のことを指します。
これを「言語コミュニケーション」
または「バーバル・コミュニケーション」とも呼びます。
話の内容が7%しか情報として入らないということは、
選手に大切なことをたくさん伝えても
あまり意味がないのかもしれません。
「聴覚情報」
話し手が発する声のトーンや大きさ、
また、
話し方(口調)や話す速さ(テンポ)などを指します。
つまり話し方を工夫するだけで選手たちの興味を引き付けることに繋がります。
「視覚情報」
話し手の表情や目線、そして態度や仕草、
または見た目などを指します。
身体言語(ボディーランゲージ)と
呼ばれることもあります。
この、
「視覚情報」と先ほどの「聴覚情報」を
「非言語コミュニケーション」
「ノンバーバル・コミュニケーション」
と呼びます。
つまり、
言葉を使ったコミュニケーション
「バーバル・コミュニケーション」7%よりも、
残りの93%の言葉を使わないコミュニケーション
「ノンバーバル・コミュニケーション」を意識した方が
圧倒的に伝わるのです。
何を伝えるかはシンプルに!
どう伝えるかを是非工夫してみましょう!
次回は更にコーチに必要な選手とのコミュニケーションについて紹介していきます。お楽しみに。
望月康宏
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