【自分の呼吸を知ろう】

突然ですが、ボクシングの構えをしてください。

まず、

息を止めてワン・ツー（パンチ）を素振りしてくだい。

次に、

息をシャープに吐きながらワン・ツーをしてください。

最後に、

息を吸いながらワン・ツーをしてください。

いかがでしたか？

一番力が入らなかったのはお分かりの通り、

息を吸いながらですね。

そして一番スピードと力が出たのは、

息を吐きながらだったはずです。

緊張しやすい選手は、

大事な試合前日から当日にかけて徐々に緊張が高まっていきます。

緊張してくると呼吸は息を吸うスイッチが入り

浅く速い呼吸になっていきます。

更に呼吸がしづらくなり酸素が足りないので

もっと息を吸おうとして更に呼吸が速くなります。

過呼吸になりやすい選手は息を吸って、

止めた状態から更に息を吸おうとして苦しくなり

酸欠状態になってしまいます。

海で足をつっておぼれてしまうときも、

焦って息を吸おうとして海水を飲んで呼吸がしづらくなり

溺れてしまうそうです。

つまり、リラックスして自然な動作でパフォーマンスを発揮するには

息を吐くことを意識することです。

コツとしては細く長く息をスーと吐くこと。

練習や試合の時だけでなく

日常生活でもトレーニングしやすい呼吸法。

是非、

今日からでも意識して呼吸をコントロールできるようになろう！

 

望月康宏