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2018.05.16
【選手の考えを引き出すコミュニケーション③】
前回は視覚情報を意識した言葉を使わない
「ノンバーバル・コミュニケーション」
を工夫していきましょうと紹介させていただきました。
今回はコーチが選手に話す前の準備について考えていきましょう。
「3つの立ち位置を使い分けよう」
コーチの皆さんは選手と話すとき、
選手から見てどこによく立ちますか?
選手と話すときに立ち位置によって伝わり方がまったく変わります。
これから3種類の立ち位置とその意図・目的を紹介していきます。
正面型(0°の角度) ▶⇔◀
お互いが正面に向き合った立ち位置です。
この角度はどんなときに使うの効果的でしょうか?
刑事ドラマでよく見る取調室を想像してください。
ほとんどがこの角度になっています。
これは目の逃げ場を無くして嘘をついているかどうかを
観察するためにしていますがつまりは
「相手の本音を受け取りたい」
「自分の本音を伝えたい」
ときに効果的です。
告白にもこの角度が効果的です(笑)
お互いに本心がダイレクトにわかってしまう角度でもあるので、
上下関係があるコーチと選手の立場は
使うタイミングを間違えると選手が委縮してしまう可能性があります。
言葉だけでなく表情、態度すべてが見えてしまうので
油断して選手のミスにイライラしていると
コーチの表情や態度だけでメッセージを受け取り
怯えてしまうこともあります。
相手チームが格下で自チームの選手が油断しているときには
緊張感が作れて良いかもしれませんが、
単純にそのためだけに使っても
コーチがいないと気づけない選手になってしまうので、
選手の成長を目的に使用してみましょう。
また、
お互いがヒートアップしているときにこの角度になると
すぐケンカになるので注意が必要です。
試合前に勇気づけるとき、
ハーフタイム最後に一言、
あるときはスマイルで、
またあるときは厳しく、
熱意を持って。
正面型(0°の角度)を考えて使ってみましょう。
次回は残りの2種類を紹介させていただきます。さあどんなのがあるでしょうか?是非考えてみてください。
望月康宏
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